牧牧の方にインタビュー |
ハガクレ
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今回は北条時政さんの後妻・牧の方です
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牧の方
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はじめまして
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ハガクレ
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えーっと、牧の方は北条時政さんの奥さんってことで有名ですが、なんで時政さんと結婚したんですか?お2人の出会いは?
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牧の方
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はい、ワタクシの父は平家の家臣でした。ワタクシ、京都に住んでおりましたの。
時政殿も平家の家臣でしたので、京都に仕事をしにきたときに、どうやらワタクシを見初めたそうなのです
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ハガクレ
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失礼ですが、時政さんと牧の方が出会った頃っていくつくらいだったんですか?
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牧の方
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時政殿が40過ぎでおり、ワタクシは20そこそこでした
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ハガクレ
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へー!かなりの年の差恋愛ですね
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牧の方
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恋愛?オホホ。何を言っておりますの。
時政殿がワタクシの父に何度も何度も頭を下げて結婚させてくれるよう頼み込んだのですよ。でなければワタクシがあのような田舎武士と恋愛結婚するわけがないでしょう?
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ハガクレ
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そうなんですか?でもなんでお父さんはそんな田舎武士との結婚をOKしたんでしょう?
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牧の方
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父や兄の考えも色々あったようですわね。
時政殿が源氏の嫡流・源頼朝殿の近くにおりましたので、一族の中から1人くらい源氏の近くにおいといても損はないだろうと思ったのでしょう
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ハガクレ
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うわー。じゃあ牧の方は思いっきりお家のために利用されたんですねぇ
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牧の方
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昔はみなそうでしたわよ?恋愛結婚なんて上流階級には夢のまた夢ですわ。父が時政殿のもとへ嫁に行けと言ったら、それに従うしかありませんでしたから。
ただ一つ気になったのが、時政殿の前妻の娘がワタクシと同い年ということです
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ハガクレ
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えー!北条政子さんと同い年だったんですか!うっわーなんかドラマみたいですねー。それでどうなったんですか?
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牧の方
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ワタクシは時政殿と一緒に伊豆へ参りましたの。そしたらとんでもない事件が起きておりました
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ハガクレ
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えっ?何ですか?
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牧の方
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あろうことか義理の娘・政子殿は平家の敵・頼朝との間に恋が芽生えておりましたの
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ハガクレ
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は?別にいいじゃないですか
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牧の方
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とんでもございませんわ!北条家は平家の家臣であり、ワタクシの実家も平家の家臣ですのよ?それが源氏の嫡流などと・・・・
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ハガクレ
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そんなもんなんですかぁー?
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牧の方
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そうですわよ!考えられませんわ!これが京都に知れ渡ったら平家からどんなお咎めがあるか・・・。まったく
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ハガクレ
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でも結果OKだったじゃないですか。
平家はその後はボロボロになったし、頼朝さんは源氏の大将として鎌倉で一番偉くなるし。北条家だってラッキーだったし、牧の方だって京都にいた頃よりいい暮らしができたんですよね?
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牧の方
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まぁそうですけどね。でも政子殿は本当にすごい女性ですわよ?
ガサツだし、夫に対して言いたいことをずばずば言うし・・・。京ではあのような女性見たことがありませんわ。さすが田舎の女性ですこと
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ハガクレ
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もしかして牧の方って政子さんのこと嫌いだったんですか?
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牧の方
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まぁ!なんということを!仮にもワタクシの娘ですわよ?
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ハガクレ
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そうですけど、なんか・・・・
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牧の方
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ワタクシはね、女性としてあの子の行動が考えられないのです。
あの子のやることは女性としての慎ましやかさ・控えめさが何一つないのですよ?まったく品のないこと。同じ女性として考えられませんわ。それにあの子ったら夫である頼朝殿の愛人の家を丸焼きしましたのよ?考えられます?
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ハガクレ
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えっ!何ですかソレ!
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牧の方
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実は頼朝殿には伊豆に住んでいた頃から亀の前という愛人がおりましたの。
鎌倉に引っ越してからも頼朝殿は亀の前を逗子に住まわせ頻繁に会っておりましたのよ。ホホ。
そうとは知らずあの子ったら頼朝殿の子を妊娠中でね。ワタクシ、あの子が子供を産んでからすぐに教えてあげましたの。「ダンナが浮気してますわヨ・・・」とね
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ハガクレ
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告げ口しちゃったんですか?
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牧の方
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告げ口とは失礼な言い方ですわね。ワタクシは母として政子殿のことを思って教えてあげましたのよ
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ハガクレ
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じゃあ浮気がわかった時点で教えてあげればいいのに
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牧の方
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あなたいちいちうるさいわね。
あの子ったら亀の前の家の焼き討ちをなんとワタクシの父に命令しましたのよ?信じられませんわ!おかげで父は頼朝殿に髻を切られてしまいましたのよ!!髻を切られるということは、男性として最大の恥辱なのですよ?ワタクシがせっかく教えてあげたのに、ワタクシの父をあのような目にあわせるとは・・・・。恩を仇で返すとはこのコトですわ!
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ハガクレ
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はぁ・・・・
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牧の方
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ワタクシは時政殿に言って伊豆へ戻ることにしましたの!あんなひどい非人間的なことをする田舎者たちの側にいることは耐えられませんわ!
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ハガクレ
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はぁ・・・
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牧の方
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でね、ワタクシせっかくなので久しぶりに京都へ遊びに行きましたの。ワタクシと時政殿の間にできた娘に会いにね。そしたら娘のお婿さんがなかなかいい子でね
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ハガクレ
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へー!そうなんですか。お名前は?
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牧の方
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平賀朝雅(ひらがあさまさ)と申しますの。
ワタクシね、もうあの一族には飽き飽きしておりましたの。そしたら頼朝殿が死にましてね・・・。二代将軍には息子の頼家殿がなったんですけど、その頼家殿も失脚して、三代将軍に実朝殿がなりましたの。でも実朝殿はまだ11歳・・・・。
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ハガクレ
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ふむふむ
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牧の方
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ワタクシいいことを思いつきましたの。実朝殿はまだ幼いので、この際、ワタクシの娘婿の平賀朝雅を将軍にしてはどうか・・・と。
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ハガクレ
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えー!
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牧の方
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夫の時政殿は大賛成でしたわ。ワタクシたちは鎌倉の御家人に色々と協力してもらうべく動き出しましたの。が、あの女に計画がバレてしまいましてね
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ハガクレ
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あの女とは、政子さんですか?
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牧の方
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ええ。あの女、自分の息子の実朝が狙われてるのを知ったとたんに、朝雅を暗殺しましたの。そしてワタクシと夫は鎌倉永久追放ですわ。本当にワタクシの人生はあの女にやられっぱなしの人生でした。次に生まれ変わったら必ずやあの女よりも上にいきますわよ!!!
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